社会人歴10年以上で、大企業を3社経験した私が、効率の良い働き方を解説します。
頑張らずに給料を増やしたい人は参考にして下さい。
会社では目立つな
新入社員は特にですが、職場では出来るだけ目立たない方が良いです。
(日系/田舎/古い会社では特に)
別の言い方をすると、
「高いアウトプットは必要無いが、目立つ減点行為を絶対にしてはいけない」という事です。
特に新入社員の場合は、社会人経験になりたてのため、能力的に高いアウトプットを出せません。
ですが、それとは関係なく、必要以上に頑張る必要は全くありません。
その頑張りは無駄になります。
︎日本の人事評価システム
大企業の場合は特にですが、新入社員の評価には差をつけないシステムになっています。
理由は、「差をつけると離職率が上がるから」です。
もし自分よりも仕事をしていない人が評価されている事を知ったら、人は辞めたい気持ちになります。
それを避けるためです。
特に新入社員の場合は、アウトプットの差自体が小さい事もありますが、差をつけないシステムになっています。
つまりは、頑張っても頑張らなくても、給料は変わらないという事です。
コスパの面で考えると、頑張りすぎると労力が無駄になります。
︎減点行為は絶対にするな
日本の会社は、良いアウトプットをした人をあまり評価しません。
一方で、減点行為については、しっかりと見ています。
これは日本人の会社特有かもしれませんが、減点行為を見る目だけは厳しいです。
・遅刻をする
・会社のルール違反をする
・人と揉める
などの減点行為だけは、細かくチェックしています。
そして、この減点は何かプラスの事をしても、決して相殺される事はありません。
︎減点行為さえしなければ良い
まとめると、
・良いアウトプットをしても加点されない
・悪いアウトプットすると確実に減点される
このような評価システムになっています。
つまり、最も効率良く評価される人は、
「最低限のアウトプットをして、減点が無い人」
と言うことになります。
この立ち回りを出来た人が最も得をします。
あまり頑張らなかったため、時間と体力を削られなかった割には、まあまあ評価される結果が手に入るからです。
逆に最も損をする人は、
アウトプットが高いのに、減点行為で引っかかってしまう人です。
このタイプの人が一番可哀想で、一番損をします。
高いアウトプットは加点されず、減点はしっかりされるからです。
最近の若者は正しい
「最近の若者はやる気がない」
と言われているようですが、最適な立ち回りをしているだけだと思います。
やる気はなくても、必要最低限の事はやっている場合、文句を言われる事はありません。
そして、最近の若者は常識的です。
争い事を起こす人も少なく、ルールも守ります。
そのため、減点されにくく、立ち回りとしては非常に効率が良いです。
減点社会の末路
減点されない人が評価される事が続くと、新しい事が何も生まれないというマイナス面が出てきます。
新しい事を始めると、減点される可能性があるため、行動しなくなるからです。
新しい事を始めると、何かしらの争いが起こる事もあります。
それを乗り越える事で、利益が生まれる事がありますが、減点社会では新しい事をやりたがらりません。
その結果、会社がジワジワと衰退していく事もあります。
ですが、会社員の立場では、そんな事は気にしなくて良いです。
会社が衰退してきたら、その会社から去れば良いだけです。
なので、他社に採用して貰えるようなスキルだけは身につけておきましょう。
最後に、
「何かやらかしがちな人は注意してください」
日本の会社では損するかも知れません。
そのエネルギーやチャレンジ精神は、副業で使った方が良いかも知れません。

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